WordPressとは? 目 次1 WordPress(定義とシェア)(1)WordPressとは、ホームページの制作や各種管理ができるオープンソースのソフトウェア (2)ホームページ制作ソフトの中のでシェア2 WordPressの歴史3 WordPressが他のHP作成ソフトに比べて優れている点(1)Theme(テーマ)というセミオーダー式システム(2) 無料で使用することができます(3)CMS機能があり、サイトの編集・改変が容易である(4)プラグインという追加プログラミングが多数あり、各種機能を随時追加できる(5)不明な点やトラブルを解決し易い4 WordPressで作られている国内外の著名なサイト(1)国内の企業サイト(2)海外の企業サイト(3)海外の政府系サイト(4)海外の大学のサイト5 まとめ<用語解説・出典元等> 1 WordPress(定義とシェア) (1)WordPressとは、ホームページの制作や各種管理ができるオープンソースのソフトウェア WordPressとは、ホームページの制作やブログの作成、管理などができるCMS(=コンテンツ・マネジメント・システム)」であり、「オープンソースのブログソフトウェア」です。開発言語はPHP(※1)でできており、データベース管理システムとしてMySQL(※2)を利用しています。 (2)ホームページ制作ソフトの中のでシェア WordPressは世界の全ウェブサイトの43%で使用されいます。コンテンツ管理システム(CMS)の中でのシェアは64.4%と非常に高くなっています。 (出典 W3Techs.com 2023 年 3 月 14 日 コンテンツ管理システムの使用統計 https://w3techs.com/technologies/overview/content_management/allより引用) 2位のshopifyのウェブサイト比率4.4%・CMSシェア率6.5%であり、大きく引き離しています。詳細については追ってご説明しますが、WordPressの有用性は他の無料ホームページ作成ソフトを凌駕しています。 2 WordPressの歴史 2003年アメリカヒューストン大学1年生だったマット・マレンウェッグが19歳の時に共同開発し、世界中のプログラマーの英知を結晶する形で開発され、発展してきました。 その歴史は約20数年と短いものですが、ただ単に静的なホームページが制作できるソフトということではなく、CMSというユーザー側でも自由にカスタマイズができる動的なサイト生成ソフトであったことや、プラグインという、後から各種機能をつけ加えられる仕組みがある点等、優れている点が多いです。 このことからか、世界で使用されているホームページ制作ソフトのうち大きなシェアを占めるまでになっています。 (出典 pastport( 2016年9月23日 ) 3 WordPressが他のHP作成ソフトに比べて優れている点 WordPressが他のCMSや静的サイトと比較して優れている点は、以下のとおりと考えます。 (1)Theme(テーマ)というセミオーダー式システム Theme(テーマ)というセミオーダー式のホームページ形成の枠組み(html,css,php等で形成)が無料・有料で多数あり、一から作る必要がないことです。建築現場に持っていく「プレカット」のようなニュアンス。 (2) 無料で使用することができます WordPressはオープンソースである為、無料で使うことができます。個人での利用・商用利用を問わず、費用はかからないことが上げられます。 (3)CMS機能があり、サイトの編集・改変が容易である 以前は、ホームページを開設するにはHTML、CSSなどの専門知識が必須でありましたが、CMS機能があることにより、コンテンツの追加・編集・削除などの作業が専用の管理画面で行えます。この為、それほど複雑なことを要望しなければ、専門知識がなくてもサイトを作成することができます。 (4)プラグインという追加プログラミングが多数あり、各種機能を随時追加できる 世界中の開発者によって、随時新たな機能(他のソーシャルメディアとの連携機能やSEO対策機能等)がプラグインという形で開発され、それを取り込む形で、サイトを改変することができます。 (5)不明な点やトラブルを解決し易い 世界中で最も使われているホームページ作成ソフトである為、インターネット上に不明な点やトラブル等の解説方法等が、数多く掲載されており、解決し易くなっています。 また、書店にも多くのWordPressに関連する本がたくさん並んでおり、確認することができます。 4 WordPressで作られている国内外の著名なサイト実際に、国内外でどれだけ有名な企業や政府機関がWordPressを使ったホームページを作っているか、以下お示しさせていただきます。 (1)国内の企業サイト図表3-4 国内有名企業のサイト(2)海外の企業サイト 図表3-5 海外有名企業のサイト(3)海外の政府系サイト図表3-6 海外の有名政府系サイト一覧(4)海外の大学のサイト 5 まとめ WordPressは、約10年あまりのうちに、ホームページ無料作成ソフトの世界シェアトップまでになりました。 また、WordPressの市場シェアは8年連続で毎年1~4%で増加しています。(全体市場シェア)今後に関しても速度が落ちそうな様子をないとW3Techsは予想しています。 この傾向が続くならば、2020年12月にはWordPressがインターネット上のすべてのウェブサイトの3分の1以上を占めるようになる見込みです。 このように、WordPressは以前ホームページビルダーが流行った以上に、ホームページ制作ソフトとして、より使い易く、より機能的に今後も進化していくことが予想されます。 <用語解説・出典元等> (※1)PHP… ( Hypertext Preprocessor を再帰的に略したもの)広く使われているオープンソースの汎用スクリプト言語。特に Web 開発に適しており、HTML に埋め込むことができる。 (※2)MySQL…オープンソースのリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)。オープンソースとしては世界的に最も多く使用されている。 (※3)CMS…コンテンツマネジメントシステムのこと。コンテンツを構成するテキストや画像、レイアウト情報などを一元的に保存・管理し、サイトを構築したり編集したりするソフトウェアのこと。 広義には、(Webサイトに限らず)デジタルコンテンツの管理を行うシステムの総称 Twitter Facebook LINE