ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金１７次 公表
2023/12/07
2023年12月6日、「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金について(Ver.1.0)」が 中小企業庁より公表されました。令和5年度補正予算より、以下の点の変更点等がありましたので、焦点を絞って、ご紹介させていただきます。
1 予算規模 中小企業生産性革命推進事業令和５年度補正予算額2,000億円
予算規模は２，０００億円。概要：（1）ものづくり・商業・サービス生産性向上促進事業（ものづくり補助金）中小企業等が行う、革新的な製品・サービスの開発、生産プロセス等の省力化に必要な設備投資等を支援するものです。
２ 正式名称 ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金の概要（R5年度補正予算）
主な見直し、拡充点は
（１）「省力化（オーダーメイド）枠」の新設
「省力化（オーダーメイド）枠」を新設し、補助上限額を大幅に引き上げ、省力化投資を重点支援
（２） 現行の枠の見直しを実施
現行の枠を見直し、「製品・サービス高付加価値化枠」と「グローバル枠」に整理統合するとともに、今後成長が見込まれる分野（DX・GX）は通常枠よりも補助上限額・補助率を引き上げることで支援を重点化
３「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金（17次公募）」主な変更点（実施時期は未定）
（１） １７ 次公募より開始
新制度による公募は、令和5年度補正予算を基に17次公募より開始されます。
実施時期は現時点では未定です。
（２） 省力化（オーダーメイド）枠の新設
➢ 小企業・小規模事業者が人手不足の解消等を目的とした、生産プロセス等の省力化の取り組みを進めるため、個々の事業者のビジネスプロセスに応じたオーダーメイド型の省力化投資等を補助上限額を大幅に引き上げて支援することになりました。
（３） 製品・サービス高付加価値化枠の新設等
以下のとおり、「製品・サービス高付加価値化枠」という新しい名称の枠が出来るとのことです。
➢ 中小企業・小規模事業者が、付加価値の高い革新的な製品・サービスの開発に取り組むために必要な設備投資等を支援。
➢ 今後成長が見込まれる分野（DX・GX）は成長分野進出類型とし、通常類型よりも補助上限額・補助率において重点支援。
➢ コロナからの回復を図りつつ、最低賃金の引き上げにも取り組む事業者を通常類型よりも補助率を引き上げて支援。➢グローバル枠については、引き続き、海外事業を実施し、国内の生産性を高める取り組みに必要な設備投資等を支援。
（４） 大幅賃上げに係る補助上限額引き上げ特例の拡充
大幅に賃金を上げると限度額の引き上げがあります。
➢ 持続的な賃上げを実現するため、大幅な賃上げに取り組む事業者について、補助上限額を引き上げる（新型コロナ回復加速化特例適用事業者を除く）。
➢ 省力化（オーダーメイド）枠においては、上乗せ額を拡充し、最大2,000万円まで補助上限を引き上げる。
４ その他
➢交付候補者決定前において、一定の投資規模の事業計画に取り組む事業者に対して、口頭審査を導入。
➢令和5年度補正予算を基に行う公募の補助事業実施期間は令和6年12月10日まで（令和6年12月10日までに実績報告まで完了する必要があります。延長はできませんのでご注意ください）。
➢厚労省の産業雇用安定助成金（産業連携人材確保等支援コース）との連携。
以上となります。
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| 業種／採択率等 | 着手件数 | 採択件数 | 採択率 |
|---|---|---|---|
| プラスチック製造業 | 8 | 7 | 87.5% |
| 歯科 | 3 | 3 | 100% |
| 中古車自動車販売店 | 1 | 1 | 100% |
| ゴム・印刷業 | 1 | 1 | 100% |
| 水耕栽培農業法人 | 1 | 1 | 100% |
| 合計 | 14 | 13 | 92.3% |