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ものづくり補助金

平成30年度補正「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」終了

1 中小企業診断士の知識やノウハウを生かした「もの補助」支援のコツ

平成31年度のものづくり補助金(以下「もの補助」)がスタートしました。平成30年度は「WordPress make & サポート中小企業診断士」では3件ご支援させていただき、3件とも無事採択されるという幸運をつかむことができました。
うち2件は、受託段階から全書類を揃えて、事務局への発送まで一貫してご支援させていただきました。業種の内訳は2件が医療業(歯科)、1件が製造業(金属プレス)でした。 
 「支援のコツは何か?」というと、多くの方が色々なところで持論を展開していると思いますが、自分も、色々な方のノウハウを吸収させていただいた上で、実際に100%通ったコツのようなものを述べさせていただければと思います。

(1) 慣れている診断士でも申請書を完成させるのは大変

中小企業診断士でももの補助は大変の図

まず、慣れているベテラン中小企業診断士の方でも、知らない業界での申請書支援は大変だと思います。何故なら、知らない業界であれば、まずはその業界全体の把握が必要だからです。これが結構時間がかかります。

2 書く情報収集が一番重要。底辺を固める

(2) 外部環境分析

国や専門調査機関の統計データや業界概要・業界展望等がネット上で見つかる場合もありますが、見つからない場合もあります。その際は、ネット検索でひたすら調べなければならないからです。ここをおろそかにすると、当該業界における基礎知識力が弱いので、その後のストーリー展開がし難くなるように思います。
次に、当該企業の販売先、仕入れ先などの商体系の把握を行う必要があります。申請書には、当該企業独自の強みが川上・川下の関係取引先である場合もあるので、ここも重要です。(例:受注先が力がある会社である。販売先に困らない状況があるなど…)上記2つは、いわゆる外部環境分析と言えると思います。前者がマクロで後者がミクロと言えです。

(3) 内部環境分析

次に、内部環境分析を行います。当該企業の事業全体の把握です。設備や機械を購入するのですから、必ず業務の流れを知っておく必要があります。その流れを、①運営管理的な観点、②情報管理的な観点、③財務的な側面等で、作業分析、導線分析、IT導入分析、製造原価分析などを行い、課題点などを把握する必要があります。

(4) 設備・機械を導入した後の「ビフォアー・アフター」を考えることの重要性

ビフォアー アフター

そして重要なのが、新たな機械や設備が導入されたらどうなるのか?「ビフォアー・アフター」を考えることです。「ビフォアー」には現状の課題が潜んでいます。(もしくは、潜ませます)「こうこう言う理由で、現状ではできないことがある」としっかりと把握し文書化・ビジュアルで示せることが重要です。
次に「アフター」は機械・設備導入後で効率的な作業現場となった状況です。この「アフター」をイメージするには導入する設備・機械の特徴を良く理解し、言葉や数値で示せることが重要です。その際には業界独自の専門用語の理解(自分の経験で車φ(ファイ)や、インプラント、ガミースマイル、NC、CNCなど)も必要でした。(自分の担当した業界の例)
この「ビフォアー・アフター」がイメージできればしめたものです。更に、説得力ある文書、写真、イラスト、数値を示せれば、一安心のレベルまでいけるようにも思います。

(5) 使った手法は「SWOT分析」

SWOT分析これらは、いわゆゆ「SWOT」分析という診断士学習で良く出て来る分析手法ですが、用意された「SWOTボックス」に上手く内容(ネタ)を整理できればこちらのものです。
料理で例えれば、目標とする料理に対し、必要な食材を各々の皿に載せられたと同じ状況を意味すると思います。
後は、いかに、熱処理や、調理する順番に留意するとともに、ビジュアル的に美しくできていけば良いように思います。

(6) 最後まで手を抜かず、一押しができる体制が重要

投げださないの図

全体的にはこんな感じですが、最後に忘れてはいけない重要なことは、「当該中小企業」をなんとく採択させたいと思い、「人より多く書く覚悟で時間を使って申請書を書きあげる」ことではないかと思います。
これが揃えば、クライアントに喜んでもらえるような良い結果を招くことができるかと思います。
「WordPress make & サポート中小企業診断士」は、Webに強い中小企業診断士を中心とした団体ですが、補助金申請にも実績があり、強いです。どうぞ、お気軽にお問合せください。

連絡先 https://web-shindanshi.jp/info/

1.事業概要

本事業は、中小企業・小規模事業者等が取り組む、生産性向上に資する革新的なサービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善に必要な設備投資等を支援するものです。

2.公募期間

○ 公募開始:2019年2月18日(月)
○ 第一次締切:2019年2月23日(土)〔消印有効〕
○ 第二次締切:2019年5月 8日(水)〔消印有効〕

※ 第一次締切分及び第二次締切分の応募案件の取り扱いについて

※ 応募申請は補助事業の実施場所(共同申請の場合:幹事企業の補助事業実施場所)に所在する都道府県地域事務局へ応募申請書類をご送付いただくか、中小企業庁が開設した支援ポータルサイト「ミラサポ」による電子申請(2019年4月中旬開始予定:第二次締切分のみ)にてお願いいたします。

3.公募要領等

○ 公募要領(参考版)

公募要領(参考版) (PDF形式)

<中小企業庁 ホームページ抜粋>

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