ここでは、「試作品・サービスモデル等の開発における課題」という表現が非常にわかりずらいです。「試作品?」、「サービスモデル?」、「等?」、オレが今回申請するのは、「生産工程改善の為の機械購入なんだけどな・・・ここの文章ではどこにあたるのだ?」と思ってしまいます。
この「試作品・サービスモデル等の開発における課題」という文章は、「①試作品」・「②サービスモデル」、「③等」、の3つの区分を1つにまとめて表現した文章ではないかと私は考えました。
理由は、公募要領P.4.事業の目的に、
中小企業・小規模事業者等が取り組む「革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行い生産性を向上させるため」の設備投資等を支援する。
とあるからです。
ここでは、政府が支援する業態を
「①革新的サービス開発、②試作品開発、③生産プロセスの改善を行い生産性を向上させるため」
の設備投資等と、
明確に3つ
①革新的サービス開発
②試作品開発
③生産プロセスの改善を行い生産性を向上
に区分しています。
よって、審査項目(3)
「試作品・サービスモデル 等の開発における課題が明確になっているとともに、補助事業の目標に対する達成度の考え方を明確に設定しているか?」
という表現についても、
この3つ補助金で支援されるパターン(①~③)を一つの文章でまとめ、採点項目として示そうとしているのでわかりずらいものとなっている、考えられます。
①試作品 …2.試作品開発のこと
②サービスモデル…1.革新的サービス開発のこと
③等 …3.生産プロセス改善のこと
(P.22審査項目①、②、③はP.4「事業の目的」の①、②、③に対応)
この3つのパターンにおいて「各々課題が明確になっていますか?」と問われていると捉えられました。そうするとわかりずらいこの文書も辻褄が合うような気がします。
完全に区分しきれない部分もあるようには思いますが、このような捉え方で概ね良いのではないかと考えました。
そうすると、3.生産プロセスの改善を行い生産性を向上させる為の設備投資の場合には、新たに何かを開発することがなければ、開発に触れる必要もないし、試作品開発でもないので、必要となる材料を示す必要もないものと私は考えています。