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ホームページ(CMS)によるマーケティング戦略(No2/3)
〜各CMSの特徴と自社にあったCMSを選ぶことの重要性〜

2020/02/12

3つのCMS(WordPress、WIX.Jimdo)

3つのCMS機能付きホームページの特徴  

それでは、3つのCMS機能付きホームページの特徴を比較して見ていきましょう。WordPressはオープソースンソフトウエア(OSS)のホームページ制作ソフトで、現在、世界標準となっているCMSです。特徴は、プログラミングの知識があれば、レイアウトやデザインなどの自由度が高いプラグインという拡張機能が豊富、Themeと呼ばれる外観を司るテンプレートが多く用意されている、バックアップ管理が可能なことなどが上げられます。
一方、Wixは2006年にイスラエルで設立されたクラウド型CMSです。特徴は、HTML・CSSの専門知識がなくてもページが作成できる、無料版がある、テンプレートが500種以上と豊富、デザイン性が高いなどがあげられます。一方、デメリットは、バックアップ機能がない、表示速度が遅くなりがちなどがあげられます。
続いてJimdoですが、2007年にドイツで誕生したクラウド型CMSのサービスです。特徴はWixと同じ部分(HTML・CSSの専門知識がなくてもページの作成が行える、無料版がある)に加え、操作が簡単なことが特徴です。一方、デメリットはWixと同じように、バックアップ機能がないことなどがあげられます。

無料版CMSの落とし穴

WixとJimdoの無料版は、「名刺に自社ホームページのURLを書き入れたい」、「ホームページがあることで信頼度を増したい」といったニーズには充分応えうる機能やデザインを持っていますが、「マーケティングに活用したい」といった場合には、基本的に有料版が必要です。
その理由は、無料版では独自ドメインが使えない、SNSとの連携が行えない、GoogleAnalyticsなどのアクセス解析ができないなどの制約があり、SEO対策を積極的に講じることができないからです。
よって、WixやJindoでマーケティング効果を発揮したい場合は、基本的に有料版で毎月1,000~3,000円以内程度のランニングコストが発生することを覚悟する必要があります。
このような違いを考慮した上で自社にあったCMSを選ぶことが重要です。

最終回は、各CMS付きホームページにおける具体的なSEO対策について述べていきたいと思います。

ホームページ(CMS)によるマーケティング戦略(No3/3)
~IT習熟度に応じた、無理ない継続的なSEO対策を!〜 

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